税務調査において、税務署は「売上そのものの除外(計上漏れ)」と「売上を計上するタイミング(期ズレ)」を厳しくチェックします。具体的な検問ポイントは以下の通りです。
1. 売上の計上タイミング(期ズレ)
最も指摘されやすいのが、サービスの提供や商品の引き渡しが終わっているのに、入金ベースで売上を立ててしまっているケースです。
- 検算法: 期末(決算月)の前後数ヶ月分の納品書・検収書・請求書と、実際の入金日を照合し、正しい日付で計上されているか確認されます。
2. 回収遅れ・架空の売掛金の放置
長期間入金されていない売掛金がそのまま放置されている場合、以下が疑われます。
- 役員借入金へのすり替え: すでに現金を受け取っているのに売上を除外し、残高だけが残っているケース。
- 貸倒損失の不正処理: 回収の見込みがないからと、実態を伴わないまま「貸倒損失」として経費化していないかチェックされます。
3. 期末直前の請求・入金サイクル
期末をまたぐ取引(着手金や、月末締め・翌月払いの報酬など)について、本来計上すべき期の売上が翌期に回されていないかを徹底的に見られます。
適切に処理されているかを裏付けるため、普段から納品書・検収書・請求書を日付順にセットで保管しておくことが最大の対策となります。
もし、売掛金の処理や過去の申告に関してご自身の状況をさらに整理したい場合は、以下の情報をお知らせいただけるとより具体的なアドバイスが可能です:
- 取り扱っている業種(サービス業、物販、建設業など)
- 決算の締め日(例:末日締め、20日締めなど)
- 気になっている売掛金の状況(例:数ヶ月回収できていない売掛金がある、など)